我が子には字が上手になってもらいたいなぁと思っているパパやママはたくさんいるのではないでしょうか?
習字を習わせたいと思っている人もいるのではないでしょうか?
今回はそんなパパママに向けて、習字師範の資格を持つ筆者が習字のメリットデメリット両方をお伝えします。
習字と書道、何が違う?
そもそも習字と書道という言葉の違いってなんだろう?とおもいますよね。
ここではそれぞれの言葉の違いについてお伝えします。
習字とは
学校で書写の授業や、習字の授業があったパパママもいたのではないでしょうか?習字というと学校で習うようなイメージですよね。
書き方であったり、筆順といった主にお手本に習って綺麗に書くというものを習字と言います。
書道とは
一方、書道とは自由なイメージです!
創作書道などもあるので、より自分を表現できるものでもあります。綺麗に書くということだけではないので、書く楽しさも無限大ですね!
書写という授業もあります!
小学校低学年のお子さんを持つ方だと書写の授業というものもあると思います。文字のごとく「字を書き写す」という授業になります。
まだ字を書くことが苦手な小学生低学年は、綺麗に丁寧に書くためにお手本を真似して書くということは大切ですよ!
習字を習うメリット3つ
ここからは実際に習字を習うことのメリットデメリットをそれぞれ3つ紹介します。
書き方が身に付く
習字を習う1つ目のメリットとして、書き方を身につけることができます。例えば小学校低学年の頃から習字を始めると、まだ書くことに慣れていないからこそ、基礎からしっかりと学ぶことができますよ。
学年が上がるほどすでに書き方の癖や特徴があるため、直していくことは難しいでしょう。
平仮名・カタカナ・漢字といった文字を1文字ずつ丁寧に教えてもらうことができるので、自然と書き方や書き順を身につけることができます。
ちなみに…自宅で書いてみたい方は汚れずできるこちらがおすすめ!
自宅を汚さずに練習できるので親もストレスなく、たくさん使ってもらえますね♪
集中力が養われる
2つ目のメリットは集中力を養うことができます。習字教室では、正座をして一人ひとりの書くスペースがあるので、自分の字に向き合うことができますよ。
集中して書くことでより字の上達にも繋がります。
小さい頃は最後まで真剣に書き続けることは難しいかもしれませんが、継続することで少しずつ集中力を養うことができますよ。
日本の文化を楽しむことができる
習字では硬筆の作品を書くこともありますが、毛筆と炭を使用して半紙に書くということが多いでしょう。
自宅ではなかなか経験することができないので、習字教室で日本文化に触れ、楽しむことができるので習字は習い事としてもおすすめです。
スマートフォン等が普及していて文字を書く機会が少ないからこそ、新鮮な気持ちで楽しむこともできますね。
習字のデメリット
ここまではメリットを3点お伝えしてきましたが、ここからは習字のデメリットを3つ紹介します。
習いに行く時間が必要
習い事はどれも習いにいく時間がかかりますが、習字も小学生であれば短くても1時間程度は、教室で練習をするのでその時間を確保できるか確認する必要があります。
小学校に行くと、他の習い事を始める方もいるので、どの習い事をどのくらい、何曜日に行くのかをしっかり検討してから始めることがおすすめです。
継続は力なり…というように、どの習い事でも長く続けることで上達するので色々計画を立てて始めてみてくださいね!
費用もそこそこかかる
もちろん月謝等の習いに行くためのお金はかかりますが、最初に道具を揃える必要があるのでそのお金もかかります。
習字教室によっては、道具や筆の指定があったり半紙を用意しなくてはいけない教室もあります、教室ごとに違うので費用面も確認をしてみましょう。
小学生におすすめの習字セットはこちら
初めての購入にぴったり!持ち手や斜めがけも付いているので、子供も安心して持ち運べますよ!
大人の方はこちらがおすすめ!
正直大人になるとケースはいらないなぁと感じてしまいます!
なのでこのくらいシンプルなものがおすすめですよ♪
モチベーションを保てないことも
習字は体を動かすこともないですし、静かに続ける習い事なのでどうしても継続が難しいという子供も多いでしょう。
最初はみんな上手に書くことができないので、どうしてもモチベーションが下がってしまうこともありますよね。
そんな時は一緒に悩みや話を親が聞くことで、習字の先生と話したりして解決できることもあるので、楽しく通うことができるとより上達もはやいですよ!
師範になるまでの経緯
メリット・デメリットを伝えたところで実際に筆者が、今まで習ってきた経緯や、やりがいをお伝えします。
出会いは小学2年生
筆者が習字を始めたのは小学2年生の頃でした。当時習字教室はあまり多くなく、友人が習字教室にいったという話を聞いて、見学に行きました。
母に相談して一緒に見学と体験をしたのですが、とても楽しくてすぐに通いたいと思ったことを今でもよく覚えています。
最後まで楽しめた
結局は楽しかったので長く続けることができました。
筆者はこれまで水泳や塾などの習い事をしてきましたが、習字だけは唯一辞めたいと思うことがありませんでした。
同級生は順番に辞めていってしまいましたが、筆者だけは結婚する寸前まで続けていました。
楽しかったからこその継続だったと思っています。
仲間とともに高めあう日々
習字教室はもちろん楽しいことが多かったですが、書き初め大会や七夕の競技用に書く時は、賞がもらえるような提出課題の際には、誰にも負けたくない!という気持ちで毎日頑張っていました。
筆者が負けず嫌いということもあったのですが、同じ教室にいる友人と切磋琢磨しながら日々上達するように努力していたことを覚えています。
それが今でも良い経験となっています。
師範になるまでは⚪︎年!?
そもそも筆者が習っていたのは「日本習字」だったのですが、日本習字では段位によって教えられる資格が異なります。
日本習字のHPはこちら→日本習字公式HP
初段:初等師範(幼児と小学生への実技指導力を有することを証明)
二段:中等師範免許状(中学生までの実技指導資格を証明)
三段:高等師範免許状(高校生までの実技指導資格を証明)
四段:正師範免許状(成人への実技指導資格を証明)
五段:教授免許状(一般成人全てへの高度な実技指導資格を証明)
筆者はこの5段まで取得したわけですが、そもそも小中学生のころは幼児部・小学部・中学部の講座を習うことができます。ここでは8段までしか取得することができません。
高校生になると、大人と同じお手本を使うことができます。
そこでは、漢字部・ペン部・かな部・臨書部といったように極めたい種類のものをはじめます。
一番最初に提出した課題でレベル別に段位を取得してその段からスタートします。
なので実力によって五段までの取得にかかる年数も変わってきますよ。
筆者の場合うる覚えで申し訳ないのですが、高校1年から大学3年生の頃に五段を取得できたような覚えがあります。
大学生の頃には二段は取得できていたので、習っていた習字教室で小学生にも指導をさせてもらっていました。
子供と触れ合う初めての経験だったので、最初はドキドキしていたのですが、辞める頃には小学生が大好きで今でも何か機会があれば教えたいと思っていますよ!
結果!日本習字が最高だった!
筆者の経験では、日本習字のお手本は先生が書いてくれるものとかではないので、癖がなく1文字ずつ丁寧に綺麗に書くということができます。
初めて字を書く小学生低学年のお子さんを持つ方には日本習字の教室はとてもおすすめなので、ぜひ検討するひとつにしてもらえたら嬉しいです。
また、段位もみんな同じ基準で上がっていくので、成果を目に見て感じることができます。
そこもまたやる気へと繋がりますよ。
今習字教室を探しているパパママへ
もし今後我が子に習字教室に通ってもらいたいと思っているパパママがいましたら、以下3点をより重視して探してもらいたいです。
教室見学や体験に行ってみよう
1点目は、しっかりと見学や体験に行ってみることをおすすめします。
習字教室によって月謝や準備するもの、先生の雰囲気もおおきく違ってきます。通うのは子供自身なので、一人ひとりに合う教室を選んでもらいたいと思っています。
継続するとしたら費用の面も考える
費用面はやはり大切でしょう!先ほど述べたように、用意するものの確認や月謝、大会や競技などもある場合があるので、詳しく確認しておきましょう!
口コミもかなり大切!
小学生で習い始めるとしたら、ぜひ周りに通っている友人がいないかチェックしてみてくださいね。筆者の教室の先生は口コミがとっても良くて長く続けることができたので、ぜひ色々な人にも聞いてみることをおすすめします!
子供の習い事にはこどもちゃれんじもおすすめ「こどもちゃれんじぽけっと6月号を開封!退会から再入会までの経緯も紹介」
まとめ
今回は20年以上の習字・書道経験を持つ筆者が習字教室のメリット・デメリットをはじめとして、習字教室の選び方などを紹介しました。
現代はSNSやスマートフォンの普及で、字を書く機会も少なくなってきています。しかしだからこそ、いざ字を書くタイミングでうまく書けなかったりしたら悲しいですよね。
ものすごく上手というレベルでなくても、サラッと綺麗に書くことができたらきっと子供が大きくなった時に、習っていてよかった…と思える時がやってきますよ!
ぜひ習字教室を検討する際に参考にしてみてくださいね!
自宅で汚れず楽しく練習できる!こちらは長く使える名品ですよ!